専門医によるリウマチ治療最新情報

リウマチ薬剤最新情報 特に、MTX(リウマトレックス・メトトレキサート)について

リウマチ治療薬 MTXの服用について

通常日本で使用されるMTXの投与量はいままで添付文書上最大8mg/週と決められていました。

日本における投与量は、アジア各国を含めて世界標準の投与量(最大15mg-25mg/週)と大きなひらきがあったことが最大の問題点でした。

2011年3月より日本リウマチ学会の長年の要請により最大16mg/週が日本の添付文書でも認可されました。

私たちの長年の投与経験では、日本人の場合およそ50%以上の患者さんが10mg/週以上のMTXを必要としています。

本院の場合、平均的な関節リウマチの女性患者で維持量12mg-16mg/週というところが一番多い パターンです。

なかには20mg-24mg/週投与してやっと痛みと腫れがとれたというような方もいます。

本院では通常、8mg/週から開始し、効果と副作用をみながら8mg/週→12mg/週→16mg/週と増量していきます。

MTXを安全に投与するためには、最初から葉酸を併用することがもっとも重要だと私達は考えています。

ヨーロッパリウマチ学会(EULAR)でも、葉酸を必ず併用することを強く推奨しています。

またEULARが近年推奨するMTXの開始量は15mg/週になっています。

欧米人との体格差や胃腸の強さなどから日本人には、8mg/週がもっとも適切な標準開始量だと考えています。

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